これはあくまでも
個人的な意見です
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LastUpdate 2006/5/28
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■私は設計が本業です。工事はしません。
工事は本来、その建物を工事した工務店(大工さん)が担当するべきだと思います。
たいていの場合は、自分の担当した物件は何年経とうと、細部まで覚えています。
特に、設計変更などの問題があった物件は、良く覚えています。
変更は、保存してある図面などには残っていない事が多いです。(昔は手書きですから)
工事はしませんが、工事した工務店が存在しないなどの場合には、ご紹介する事は
可能です。
この「紹介」という行為は、業界内では3%の紹介料がもらえる事はご存じですか?
無料で耐震診断をしたり、建物の設計を激安で受注する方は、これもあてにします。
私は、今まで、紹介料をもらった事がありません。 設計担当としての発言力が低下
しますし。 何より、不労所得とも言える「紹介料」をもらうのは、恥ずかしいですから。
■価格の決め方
工事金額は、「お見積書」として、調査した業者の方から届けられますね。
多分、100%の場合そうなっていると思います。
後で書きますが、ある団体からの、「仲間になりませんか」のダイレクトメールでは、
「耐震改修工事は、内容がわかりにくいので、根引き交渉はほとんどない」そうです。
■建物の持ち主が決める
ご自分の住む家です。「この金額でやってくれ」と、こちらで決めてはどうでしょうか。
前項でも書きましたが、耐震改修工事の目的が「自分の命を守る事」とした場合、
その金額の目安は、帖数×10万円(6帖で60万円)ではどうでしょう。
ここに書くと、根拠を知らずに方法だけまねる業者では、危険な結果になりますので
詳しくは書きませんが、「シェルター」を作るつもりなら、6帖の寝室+8帖の居間の
補強工事で、60+80=150万円ではいかがでしょうか。
工事費が高くなるのは、外壁をいじるためにその補修や、耐震性とは直接関係のない
防水処理などの「余計な」費用が発生するためです。
これを無くすれば、工事費用が安くなるのは当然ですが、業者は儲かりません。
つまり、法律が奨励している、外回りに耐力壁を増設し、金物を設置する。
という方針で補強工事をすると、リフォーム業者が儲かる工事となります。
500年に一度の大地震で、建物全体を守る意義はあるのでしょうか?
近所にあるコンビニも倒壊し、電気・ガス・水道・下水道のライフラインもないのに。
自分の家だけ無傷である事を(補強だけでは不可能ですが)求めますか。それより、
当面は、被災住民用の住宅に引っ越してしまった方が、便利だと思います。
■頼める業者
私は、今現在、上記のような料金設定で頼める業者は、2社しか知りません。
・住まいのよろずや
「一度頼むとクセになる。まず会ってみて下さい。」というコンセプトだそうです。
・もう一社は、掲載する許可は頂いておりません。
ここも、頼むとイヤとは言えない、技術力のある施工業者なので、信頼しています。
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