もどる もどる

■お願い■ このページは時間をかけて、少しずつ作っていきます。気長に見守って下さい。
但し、教科書を作るつもりはありませんので資料を調べている訳ではありません。
自分の経験だけで書いていきますので、大きな心で見守って下さい。


from 1999/10/09
更新 1999/10/09

●小学生にも分かる?建築構造設計●
 建築(建物のこと)の構造設計って何?

  構造設計とは ●構造計画 どんな材料を使って、どんな形にするのか決める
         ●構造計算
           ・荷重計算 建物各部の重さを設定する
           ・外力計算 自然現象などの力を計算する
           ・応力計算 骨組の壊れ方を想定する
           ・断面算定 強靱な骨組を決定する
         ●構造図作成
           ・基本構造図の作成 どんな形なのかが分かる図面
           ・構造詳細図の作成 どのように作るか分かる図面
  というような流れの、お仕事です。

 できるだけ分かりやすく説明をしてみます。
ご意見ご質問
ご意見メール
建築の構造設計とは 中学生はこちら
 いろいろな荷重(その建物に住む人や、その建物を使う人達の体重や、家具などの重さ)が
 建物にのったり、外からの力(地震のゆれや、台風の風や、雪の重さ)が加えられたとき、
 その建物が、安全な(一部がくずれたり、建物が倒れたりしない)ように、柱やはりなどの
 大きさや、材料の強さを計算して決めて、その結果を建物を造る人達に分かるように図面を
 作ったり、説明したりする仕事のことです。                     


?荷重



ご意見ご質問
ご意見メール
荷 重 ページの先頭へ
 荷重には、固定荷重・積載荷重・クレーン荷重などの機械荷重などがあります。
 外力には、地震力・風圧力・積雪荷重などがあります。           



?固定荷重
?積載荷重
?機械荷重
?地震力
?風圧力
?積雪荷重
固定荷重 ページの先頭へ
 その建物の屋根や、床や、壁などの重さのことです。もちろんそれらを支える
 柱やはりの重さ(自重)も含まれます。                       

 一般に木でできた(木造)建物は比較的軽く、鉄筋コンクリートでできた建物は
 重い建物です。その他に、鉄骨でできた建物もあり、これは中間の重さです。


積載荷重 ページの先頭へ
 その建物に住む人や、その建物を使う人達の体重や、家具などの重さです。
 これは、その建物に、どの位の人達が住んだり使ったりするか、調べてから
 計算するのですが、今までの経験から最低この位の重さで計算しておけば、
 それほど間違いはない、という重さが建築基準法という法律で決まっていて
 それを使うこともできますが、最低限の法律ですから、本当は計算する人が
 自分で決めるのが間違いない方法です。                

?建築基準法
機械荷重 ページの先頭へ
 工場や倉庫にあるクレーンや、デパートなどにあるエスカレータなどは、動かないと
 意味がありませんね。でも、建物にとって、動くものを支えるのは、結構大変です。
 こういう動く機械から建物に働く力を機械荷重といいます。              

地震力 ページの先頭へ
 地震は、自然現象の中でも一番こわいものですね。構造設計では、このこわい地震
 についても、どの位の力が働くのか計算して、建物を使う人が、安全なようにします。

 地震の大きさを人間が決めることはできません。これには歴史があります。

?地震力の歴史
風圧力 ページの先頭へ
 これも自然現象の風による力ですが、ふつうの風で建物がこわれるとは思えません。
 おもに台風による大風について、その力の強さを計算して、建物がこわれないように
 設計する場合のことを意味しています。                           

積雪荷重 ページの先頭へ
 スキーをする人には大好きな雪ですね。雪の少ない地方では、それほど問題にならない
 荷重ですが、雪の多い地方では、地震よりもこわいかもしれません。そういう地方では
 屋根の雪下ろしをしなければ、家がこわれてしまう地方もあります。           


構造計算 ページの先頭へ
 今まで説明した、荷重や、外からの力を計算して、計算する建物に、加えてみます。



構造規定 ページの先頭へ
 国土交通省が決めているのが「建築基準法」です。その他に、日本建築学会というところが
 大学の先生達が研究した結果をまとめて、いろいろな構造計算規準や指針というものを
 決めています。また、日本建築センターというところも構造計算指針というものを決めて
 いますし、全国各地の都道府県などでも、その土地に合った条例などを決めています。

地震力の歴史 ページの先頭へ
 日本では、最新のものは、神戸を中心に起きた「阪神淡路大震災」の被害から分かった
 地震の大きさを目安にしてできた、計算の規準が使われています。            




ページの先頭へ