●小学生にも分かる?建築構造設計● | |||
建築(建物のこと)の構造設計って何? 構造設計とは ●構造計画 どんな材料を使って、どんな形にするのか決める ●構造計算 ・荷重計算 建物各部の重さを設定する ・外力計算 自然現象などの力を計算する ・応力計算 骨組の壊れ方を想定する ・断面算定 強靱な骨組を決定する ●構造図作成 ・基本構造図の作成 どんな形なのかが分かる図面 ・構造詳細図の作成 どのように作るか分かる図面 というような流れの、お仕事です。 できるだけ分かりやすく説明をしてみます。 |
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建築の構造設計とは | 中学生はこちら |
いろいろな荷重(その建物に住む人や、その建物を使う人達の体重や、家具などの重さ)が 建物にのったり、外からの力(地震のゆれや、台風の風や、雪の重さ)が加えられたとき、 その建物が、安全な(一部がくずれたり、建物が倒れたりしない)ように、柱やはりなどの 大きさや、材料の強さを計算して決めて、その結果を建物を造る人達に分かるように図面を 作ったり、説明したりする仕事のことです。 |
?荷重 ご意見ご質問 ご意見メール |
荷 重 | ページの先頭へ | ||
荷重には、固定荷重・積載荷重・クレーン荷重などの機械荷重などがあります。 外力には、地震力・風圧力・積雪荷重などがあります。 |
?固定荷重 ?積載荷重 ?機械荷重 ?地震力 ?風圧力 ?積雪荷重 | ||
固定荷重 | ページの先頭へ | ||
その建物の屋根や、床や、壁などの重さのことです。もちろんそれらを支える 柱やはりの重さ(自重)も含まれます。 一般に木でできた(木造)建物は比較的軽く、鉄筋コンクリートでできた建物は 重い建物です。その他に、鉄骨でできた建物もあり、これは中間の重さです。 |
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積載荷重 | ページの先頭へ | ||
その建物に住む人や、その建物を使う人達の体重や、家具などの重さです。 これは、その建物に、どの位の人達が住んだり使ったりするか、調べてから 計算するのですが、今までの経験から最低この位の重さで計算しておけば、 それほど間違いはない、という重さが建築基準法という法律で決まっていて それを使うこともできますが、最低限の法律ですから、本当は計算する人が 自分で決めるのが間違いない方法です。 |
?建築基準法 | ||
機械荷重 | ページの先頭へ | ||
工場や倉庫にあるクレーンや、デパートなどにあるエスカレータなどは、動かないと 意味がありませんね。でも、建物にとって、動くものを支えるのは、結構大変です。 こういう動く機械から建物に働く力を機械荷重といいます。 |
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地震力 | ページの先頭へ | ||
地震は、自然現象の中でも一番こわいものですね。構造設計では、このこわい地震 についても、どの位の力が働くのか計算して、建物を使う人が、安全なようにします。 地震の大きさを人間が決めることはできません。これには歴史があります。 |
?地震力の歴史 | ||
風圧力 | ページの先頭へ | ||
これも自然現象の風による力ですが、ふつうの風で建物がこわれるとは思えません。 おもに台風による大風について、その力の強さを計算して、建物がこわれないように 設計する場合のことを意味しています。 |
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積雪荷重 | ページの先頭へ | ||
スキーをする人には大好きな雪ですね。雪の少ない地方では、それほど問題にならない 荷重ですが、雪の多い地方では、地震よりもこわいかもしれません。そういう地方では 屋根の雪下ろしをしなければ、家がこわれてしまう地方もあります。 |
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構造計算 | ページの先頭へ | ||
今まで説明した、荷重や、外からの力を計算して、計算する建物に、加えてみます。 |
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構造規定 | ページの先頭へ | ||
国土交通省が決めているのが「建築基準法」です。その他に、日本建築学会というところが 大学の先生達が研究した結果をまとめて、いろいろな構造計算規準や指針というものを 決めています。また、日本建築センターというところも構造計算指針というものを決めて いますし、全国各地の都道府県などでも、その土地に合った条例などを決めています。 |
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地震力の歴史 | ページの先頭へ | ||
日本では、最新のものは、神戸を中心に起きた「阪神淡路大震災」の被害から分かった 地震の大きさを目安にしてできた、計算の規準が使われています。 |